講演会『患者からみた標準治療・臨床試験・ドラッグラグ』に参加して患者会で再建した方に会う

2011年07月11日

センチネルリンパ節生検

11年前に左側を乳癌手術しましたが、この度、右側に新たに発見されました。
これから記録していきたいと思います。これまでの内容は遡って書きます。

さて、今日は、センチネルリンパ節生検(SLNB)の日。
朝食は軽めに。朝7時に出発。

今回、SLNBに用いるのは粒子の大きい、スズコロイドだそうだ。これにより、センチネルリンパ節を1つだけ見つけるのが目標。2つ、3つとたくさん見つけて切除したら、リンパ節廓清と変わらないので、最小限に切除するSLNBの意味がなくなるということだ。

  • 08時30分 ラジオアイソトープ(RI)注射。
  • 10時30分 最後の飲水。昼食は絶食。
  • 11時30分 抗生剤服用。クラビット500
  • 12時20分 骨シンチと同じ装置で撮影。技師さんが画像を確認しながら放射線を検出するガイガーカウンターのようなもので目標となるリンパ節を探り当て、油性マーカーで十字印を描く。
  • 12時30分 血圧、脈拍測定。

13時20分 車いすに乗るのは初めてだなあと話しながら、車いすで手術室へ。手術時間は30分ほどだそうだ。
手術室のスリッパを裸足で履きたくないと言って、靴下を履いて入った。もの言いすぎる患者だろうか。手術台に自分で乗る。
クラシック音楽が鳴っているが、先生がもう少し明るい曲はないかということで、J-popに。

  • まずは、ルート確保のための点滴。何かあったときに薬を入れるルートだそうで、何もしない輸液が入っている。。
    対側(左)は既にリンパ節廓清しているので、腕から点滴できないということで、足からの点滴を試みる。足を4カ所刺してだめだった。痛すぎる。結局、新術側の右腕から点滴となり。
  • 血圧測定も腕からではなく、足に装着するタイプのもの。
  • 左肩に電気メスのアース側電極のシートを敷く。
  • 局所麻酔を注射。色素を注射。色素が流れるようにマッサージする。

電気メスの煙が上がるが、こげたような独特の臭気はしない。ときどき、上腕内側に火花が飛ぶような感覚があるが、これはまだがまんできる。ショックでびぃーんとなって、右胸全体が振動するので、びっくり。先生が動かないでと言う。痛いのか、振動のショックなのか、わからなくてびびった。場所によっては、なんともないのだが。

ときどき痛いので、何回か麻酔を追加してもらった。放射線を検出をする装置の音が響く。

リンパが染まってなくて、途中まで染まっているリンパ管を引っぱり出して取り出すのに1時間。

リンパ節を見せてもらった。初めて見た。小さな容器の中に、白い節が2つ、空豆のようにつながっていた。

先生が縫い方について説明しているのが聞こえた。やり方によっては、盛り上がるので気をつけて縫うんだそうだ。私は、手術跡が盛り上がってミミズのようになる肥厚性瘢痕によくなっていたので、これはありがたいことだと思った。
縫合した後は、透明な絆創膏をはり、ガーゼを腕と胸の間にはさんで、止血のため腕で圧迫する。

  • 14時40分 診察室に戻る。
  • 16時15分 うとうとしてからよく眠った後、一旦目覚める。看護師さんが様子を見に来てくれた。運転して帰るのならと、ぎりぎりまで休ませてくれた。移動や着替えを手伝ってくれた看護師さん、ありがとう。
  • 17時00分 痛み止めを処方してもらい、会計をすませ、帰路へ。


途中で買い物してから、20時ごろ帰宅。疲れた。

写真は、透明の絆創膏が貼られている術後の跡。絆創膏のすぐ左の黒っぽいところは、油性ペンで印を付けた箇所。P7120587

センチネルリンパ節生検をなめていた私は、今日は参った。ちょっとめくって、ぴらっと採るぐらいだと思っていた。生検といってもやっぱり手術なのだ。

次回は週末に診察。リンパ節転移の有無がわかると思う。今週月曜日のコアニードルバイオプシー(針生検)時の組織からホルモンレセプタなどのデータも出そろっているとよいのだけれど。それらの結果によって今後の治療方法が決まっていく。

mukudori21 at 20:51│Comments(0)TrackBack(0) むくどりの治療記録 

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