2011年07月15日
病理の結果がほぼ出揃って治療方法が決まる
針生検(コアニードルバイオプシー)の結果
浸潤性乳管癌 硬癌
NA(Nuclear Atypizm;核異型度):2
MI (Mitotic Index;細胞分裂している細胞の多さ):1
NG (Nuclear Grade;核のグレード):1
2カ所に同様の腫瘍組織。異型細胞が胞巣〜索状〜篩状に増殖し間質増生を伴っている。
ER 強陽性、PgR 強陽性、HER2 2+
センチネルリンパ節生検の結果
転移あり。
そのため、手術時にリンパ節廓清する。予想していた中では最悪の結果だった。
リンパ節廓清
リンパ節廓清は、本当にしたくないので、なんとか他の選択はないかと聞いた。
温存+放射線の場合、リンパ節転移があっても廓清しないことがあるが、全摘の場合は放射線照射しないので、データがない。全摘後、腋かにのみ照射してはどうかと聞いたが、それもデータがない。
主治医によるとリンパ節廓清して、術後2日後ぐらいには腕を挙げるようにトレーニングするので、腕が挙らなくなることはないとのこと。リンパ浮腫も起こらないと。それでも、抗癌剤よりも全摘よりもリンパ節廓清が一番したくない。苦労した記憶がよみがえる。
前回(2000年)は腕が全く挙らず、たいへん苦労した。腕のすじが切れるかと思うほどつっぱって挙らず、根性でリハビリして腕が挙るようにがんばった。もよもよとむくんできたので、毎朝リンパマッサージした。ハドマーという機械が病院にあったのでそれでリハビリに通った。リンパ浮腫専門病院に行って、リンパ誘導マッサージの指導も受けた。最初のころはリンパ浮腫用サポーターもつけていた。
HER2 FISH検査
HER2については、さらに詳しく検査するため、FISH検査を実施。1週間ぐらいで結果がわかる。それによってハーセプチン投与が決まる。
原発か転移か
前回の組織と比較して、原発か転移か調べた方がよくないかと聞いてみた。乳房間再発はまずないので調べなくてよいとのこと。明日、前の病院に行こうかと思っていたが、とりあえず急いでいく必要はないようだ。
術前化学療法
FISHの結果で化学療法するかどうか決める予定だったが調べるまでもなく、リンパ節転移があったので、術前化学療法を行うことになった。期間は6ヶ月のフル投与とする。仕事の区切りがつく6ヶ月後に手術を希望。半分の3ヶ月という選択もあるらしい。
抗癌剤は、FEC(フェック)と呼ばれるものをまず実施。 FECとは、CEFのことか?
*FEC療法=5-FU、ファルモルビシン、エンドキサンの3剤併用療法
一般名はそれぞれ、フルオロウラシル、エピルビシン、シクロホスファミド
その後ハーセプチンとタキソ (タキソール?タキソテール?)を投与。
トリプルネガティブであっても、抗癌剤とハーセプチンでpathological CR *になることがあるので、必ずしも悪いことばかりではないとのこと。
*病理学的CR(pathological complete response:pCR)
【原発巣およびリンパ節転移巣などすべての癌細胞が壊死に陥っているか、または消失した場合を指す。きわめて信頼度が高い治療効果の指標であり、病理学的CRの増加を新たな指標として治療法の評価が行われ始めている。】
http://nyugan.info/tt/topics/wordt083.html より引用
【タキソールとアントラサイクリン系抗がん剤*FECを連続して投与し、他方は同じ抗がん剤にハーセプチンを併用投与した結果、併用群の患者の約70パーセントで乳がんが完全消失するという劇的な効果があったと報告されています。*FEC療法=5-FU、ファルモルビシン、エンドキサンの3剤併用療法】
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/herceptin/index.html より引用
吐き気止めの薬もあるので、それほどつらくないとのこと。ステロイドで太ることがある。食欲減退でカロリーを摂らないのに太るのか? 脱毛は絶対ある。かつらが必要。
すぐに手術の心づもりでいたが、化学療法が先なので手術は来年の1月ぐらいになるだろうか。
抗癌剤のスケジュールは、ハーセプチンの有無によって全然違うとのこと。予定が今のところわからない。五里霧中の感じ。1週間に1回なのか、3週間に1回なのか。今度確認しよう。
腫瘍の増大が抗癌剤に勝って拮抗することもあるかと聞いた。腫瘍の縮小効果があるかどうかは、やってみないとわからないとのこと。急成長中なのでどうなるだろう。
ハーセプチンの有無にかかわらず、抗癌剤治療は始められるので、7月28日から抗癌剤開始。初回投与は念のため1泊入院する。
今日の検査
心エコーを術前化学療法の準備として行う。特に異常なしとのこと。
経済の問題
仕事との兼ね合いがあるので、スケジュールをうまく調整できればと思う。経済問題は治療費に影響を及ぼす。クビになってはこの先が続かない。高額医療費の申請をしても、毎月8万円が上限である。
いろいろ知識があるので、それがために不安にならないようにと言われた。不安というよりは仕事が続けられるかどうかを見積もる必要があって、どのぐらいの副作用か知りたい。仕事に支障が出るぐらいの副作用があれば、代わりの人を探してくれるようたのまなければならないが、そのようなことはなさそうだ。吐き気も薬でかなりコントロールできるらしい。
心の問題は自分の気持ちの持ち用でなんとかやっていくとして、自分ではなんともならない経済問題をなんとかなるように作戦を考えよう。
友からの情報
同じFECを昨年受けたお友だちがケア帽子を貸してくれるとのこと。投薬スケジュールも教えてくれた。がんばれとエールを送ってくれた。ありがたい。
そして、
与えられた投薬を宿題みたいにひとつひとつやっていくと終わる
目の前のことからやっていけばいける
結構楽勝やった
との談。少し気楽になった。
入院が決まったので、さすがに家族にも罹患したことを知らせた。
浸潤性乳管癌 硬癌
NA(Nuclear Atypizm;核異型度):2
MI (Mitotic Index;細胞分裂している細胞の多さ):1
NG (Nuclear Grade;核のグレード):1
2カ所に同様の腫瘍組織。異型細胞が胞巣〜索状〜篩状に増殖し間質増生を伴っている。
ER 強陽性、PgR 強陽性、HER2 2+
センチネルリンパ節生検の結果
転移あり。
そのため、手術時にリンパ節廓清する。予想していた中では最悪の結果だった。
リンパ節廓清
リンパ節廓清は、本当にしたくないので、なんとか他の選択はないかと聞いた。
温存+放射線の場合、リンパ節転移があっても廓清しないことがあるが、全摘の場合は放射線照射しないので、データがない。全摘後、腋かにのみ照射してはどうかと聞いたが、それもデータがない。
主治医によるとリンパ節廓清して、術後2日後ぐらいには腕を挙げるようにトレーニングするので、腕が挙らなくなることはないとのこと。リンパ浮腫も起こらないと。それでも、抗癌剤よりも全摘よりもリンパ節廓清が一番したくない。苦労した記憶がよみがえる。
前回(2000年)は腕が全く挙らず、たいへん苦労した。腕のすじが切れるかと思うほどつっぱって挙らず、根性でリハビリして腕が挙るようにがんばった。もよもよとむくんできたので、毎朝リンパマッサージした。ハドマーという機械が病院にあったのでそれでリハビリに通った。リンパ浮腫専門病院に行って、リンパ誘導マッサージの指導も受けた。最初のころはリンパ浮腫用サポーターもつけていた。
HER2 FISH検査
HER2については、さらに詳しく検査するため、FISH検査を実施。1週間ぐらいで結果がわかる。それによってハーセプチン投与が決まる。
原発か転移か
前回の組織と比較して、原発か転移か調べた方がよくないかと聞いてみた。乳房間再発はまずないので調べなくてよいとのこと。明日、前の病院に行こうかと思っていたが、とりあえず急いでいく必要はないようだ。
術前化学療法
FISHの結果で化学療法するかどうか決める予定だったが調べるまでもなく、リンパ節転移があったので、術前化学療法を行うことになった。期間は6ヶ月のフル投与とする。仕事の区切りがつく6ヶ月後に手術を希望。半分の3ヶ月という選択もあるらしい。
抗癌剤は、FEC(フェック)と呼ばれるものをまず実施。 FECとは、CEFのことか?
*FEC療法=5-FU、ファルモルビシン、エンドキサンの3剤併用療法
一般名はそれぞれ、フルオロウラシル、エピルビシン、シクロホスファミド
その後ハーセプチンとタキソ (タキソール?タキソテール?)を投与。
トリプルネガティブであっても、抗癌剤とハーセプチンでpathological CR *になることがあるので、必ずしも悪いことばかりではないとのこと。
*病理学的CR(pathological complete response:pCR)
【原発巣およびリンパ節転移巣などすべての癌細胞が壊死に陥っているか、または消失した場合を指す。きわめて信頼度が高い治療効果の指標であり、病理学的CRの増加を新たな指標として治療法の評価が行われ始めている。】
http://nyugan.info/tt/topics/wordt083.html より引用
【タキソールとアントラサイクリン系抗がん剤*FECを連続して投与し、他方は同じ抗がん剤にハーセプチンを併用投与した結果、併用群の患者の約70パーセントで乳がんが完全消失するという劇的な効果があったと報告されています。*FEC療法=5-FU、ファルモルビシン、エンドキサンの3剤併用療法】
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/herceptin/index.html より引用
吐き気止めの薬もあるので、それほどつらくないとのこと。ステロイドで太ることがある。食欲減退でカロリーを摂らないのに太るのか? 脱毛は絶対ある。かつらが必要。
すぐに手術の心づもりでいたが、化学療法が先なので手術は来年の1月ぐらいになるだろうか。
抗癌剤のスケジュールは、ハーセプチンの有無によって全然違うとのこと。予定が今のところわからない。五里霧中の感じ。1週間に1回なのか、3週間に1回なのか。今度確認しよう。
腫瘍の増大が抗癌剤に勝って拮抗することもあるかと聞いた。腫瘍の縮小効果があるかどうかは、やってみないとわからないとのこと。急成長中なのでどうなるだろう。
ハーセプチンの有無にかかわらず、抗癌剤治療は始められるので、7月28日から抗癌剤開始。初回投与は念のため1泊入院する。
今日の検査
心エコーを術前化学療法の準備として行う。特に異常なしとのこと。
経済の問題
仕事との兼ね合いがあるので、スケジュールをうまく調整できればと思う。経済問題は治療費に影響を及ぼす。クビになってはこの先が続かない。高額医療費の申請をしても、毎月8万円が上限である。
いろいろ知識があるので、それがために不安にならないようにと言われた。不安というよりは仕事が続けられるかどうかを見積もる必要があって、どのぐらいの副作用か知りたい。仕事に支障が出るぐらいの副作用があれば、代わりの人を探してくれるようたのまなければならないが、そのようなことはなさそうだ。吐き気も薬でかなりコントロールできるらしい。
心の問題は自分の気持ちの持ち用でなんとかやっていくとして、自分ではなんともならない経済問題をなんとかなるように作戦を考えよう。
友からの情報
同じFECを昨年受けたお友だちがケア帽子を貸してくれるとのこと。投薬スケジュールも教えてくれた。がんばれとエールを送ってくれた。ありがたい。
そして、
与えられた投薬を宿題みたいにひとつひとつやっていくと終わる
目の前のことからやっていけばいける
結構楽勝やった
との談。少し気楽になった。
入院が決まったので、さすがに家族にも罹患したことを知らせた。