2013年03月03日

講演会:がんとは何か、どう向き合って生きるか

2013年3月3日(日)13時30分〜15時
和歌山県立図書館 メディア・アート・ホール(2階)
がんとは何か、どう向き合って生きるか
講師 谷野裕一氏
入場無料・申し込み不要
主催 和歌山県立図書館

連日、講演会に参加しました。

谷野先生は今年の1月から北里大学病院に勤務されています。北里大学は「グローバル臨床研究拠点」に選定された2病院のひとつだそうです。今後、がんの臨床試験に力を入れていきたいと谷野先生はおっしゃっていました。

(要約)
がんとは何か
 おばけは見えないし、何かわからないから怖いと思うので、がんもわからないから怖いと感じます。だから、がんとはどういうものかをわかれば怖さも軽減されるでしょう。
 2015年には、がん体験者の数は530万人になると推定されています。20人にひとりががん体験者となります。
 がんには、腺がんあります。腺がんは胃腺、腸腺、乳腺など、外界につながっている上皮性組織から発生します。それ以外の骨や脂肪のがんは肉腫といいます。
 がんは、治る場合と治らない場合があります。治ってもまたがんになることもあります。たとえがんが治っても他の病気で亡くなります。

どう向き合って生きるか
 治るか治らないか聞きたいですか?との問いに、多くの人が聞きたいと答えます。抗がん剤が生きる希望の頼みの綱であれば、効かなくなると絶望ということになってしまいます。生きる希望とは何なのか、考える必要があります。生きる希望とは、納得することだと思います。
 医師が提供する情報と患者が得られる情報にギャップがあると納得できません。医師が選んでくれる安心感(パターナリズム)と自分たちで選ぶ納得(インフォームドコンセント)のバランスが必要です。
 人生の目的ができるだけ長く生きることなのか、よりよい生活を送ることなのかにより、ラストレジメンの選択が影響を受けます。苦しくても長く生きるために抗がん剤を続けるのか、抗がん剤をやめる決断が必要となる時があります。
 がんとの向き合い方について、考えておくことが必要です。人生の目的は、できるだけ長く生きることなのか、ひとりで考えられることではないかもしれません。今は答えが出なくてもよいと思います。

(感想)
 納得できるような医療を受ける環境はかなり整いつつあります。後は自分が納得できるようにするため、がんとの向き合い方を考えておくことですね。でも、そのときの状況によってどういう選択をするかは変わってくると思います。人生が終わることの不安を乗り越えていくのは難しいと感じます。



mukudori21 at 21:00│Comments(0)TrackBack(0)イベント参加報告 

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