2011年07月

2011年07月27日

HER2 FISH検査の結果と高額療養費

HER2 FISH検査の結果

FISH検査の結果、HER2は陰性とわかった。
HER2陰性の場合、ハーセプチンの投与は選択肢に入らないとのこと。
細胞分裂も少なそうなので、Luminal Aと考えられる。

【ホルモン感受性が非常に高く,増殖活性の低い一群をluminal A typeと位置づけ,ホルモン治療のみでは再発リスクの軽減が難しい一群をluminal B typeと位置づけている。つまり,luminal AはER陽性,PgR 陽性,HER2 陰性のグループの中の一群となる。】
 コンセンサス癌治療「術後薬物療法の実際(1)Luminal A・B乳癌の術後治療の進め方」より引用
 http://www.cancertherapy.jp/breast_initial/2010_spring/09_01.html

高額療養費

私は国民健康保険に加入している。昨日、市役所に行って高額療養費の相談をしてきた。「限度額適用認定証」を発行してもらった。
7月までは、ランクCの低所得者(住民税非課税世帯)だそう。医療費の自己負担限度額(1か月あたり)は、35,400 円となる。これを超える医療費は高額療養費制度により払い戻される。

7月は、検査、生検、化療、入院と医療費はかなりの額になる。それに加えて、歯科治療も行った。それぞれが、21,000 円を超えると合算される。

8月からは年度が切り替わり、一般のランクになるそうだ。おととしは確かに稼ぎが少なかったが、低所得者のランクだったとは知らなかった。去年もそんなに稼いではいないが、一般のランクになるそうだ。一般だと自己負担限度額は、80,100 円となる。45,000 円ぐらいの差がある。これは結構大きい。

mukudori21 at 13:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)むくどりの治療記録 

2011年07月15日

病理の結果がほぼ出揃って治療方法が決まる

針生検(コアニードルバイオプシー)の結果
 浸潤性乳管癌 硬癌
 NA(Nuclear Atypizm;核異型度):2
 MI (Mitotic Index;細胞分裂している細胞の多さ):1
 NG (Nuclear Grade;核のグレード):1
 2カ所に同様の腫瘍組織。異型細胞が胞巣〜索状〜篩状に増殖し間質増生を伴っている。

 ER 強陽性、PgR 強陽性、HER2 2+

センチネルリンパ節生検の結果
 転移あり。
 そのため、手術時にリンパ節廓清する。予想していた中では最悪の結果だった。

リンパ節廓清
 リンパ節廓清は、本当にしたくないので、なんとか他の選択はないかと聞いた。
温存+放射線の場合、リンパ節転移があっても廓清しないことがあるが、全摘の場合は放射線照射しないので、データがない。全摘後、腋かにのみ照射してはどうかと聞いたが、それもデータがない。

 主治医によるとリンパ節廓清して、術後2日後ぐらいには腕を挙げるようにトレーニングするので、腕が挙らなくなることはないとのこと。リンパ浮腫も起こらないと。それでも、抗癌剤よりも全摘よりもリンパ節廓清が一番したくない。苦労した記憶がよみがえる。
 前回(2000年)は腕が全く挙らず、たいへん苦労した。腕のすじが切れるかと思うほどつっぱって挙らず、根性でリハビリして腕が挙るようにがんばった。もよもよとむくんできたので、毎朝リンパマッサージした。ハドマーという機械が病院にあったのでそれでリハビリに通った。リンパ浮腫専門病院に行って、リンパ誘導マッサージの指導も受けた。最初のころはリンパ浮腫用サポーターもつけていた。

HER2 FISH検査
 HER2については、さらに詳しく検査するため、FISH検査を実施。1週間ぐらいで結果がわかる。それによってハーセプチン投与が決まる。

原発か転移か
 前回の組織と比較して、原発か転移か調べた方がよくないかと聞いてみた。乳房間再発はまずないので調べなくてよいとのこと。明日、前の病院に行こうかと思っていたが、とりあえず急いでいく必要はないようだ。

術前化学療法
 FISHの結果で化学療法するかどうか決める予定だったが調べるまでもなく、リンパ節転移があったので、術前化学療法を行うことになった。期間は6ヶ月のフル投与とする。仕事の区切りがつく6ヶ月後に手術を希望。半分の3ヶ月という選択もあるらしい。
 抗癌剤は、FEC(フェック)と呼ばれるものをまず実施。 FECとは、CEFのことか?
  *FEC療法=5-FU、ファルモルビシン、エンドキサンの3剤併用療法
   一般名はそれぞれ、フルオロウラシル、エピルビシン、シクロホスファミド

 その後ハーセプチンとタキソ (タキソール?タキソテール?)を投与。

トリプルネガティブであっても、抗癌剤とハーセプチンでpathological CR *になることがあるので、必ずしも悪いことばかりではないとのこと。
*病理学的CR(pathological complete response:pCR)
【原発巣およびリンパ節転移巣などすべての癌細胞が壊死に陥っているか、または消失した場合を指す。きわめて信頼度が高い治療効果の指標であり、病理学的CRの増加を新たな指標として治療法の評価が行われ始めている。】
http://nyugan.info/tt/topics/wordt083.html より引用
【タキソールとアントラサイクリン系抗がん剤*FECを連続して投与し、他方は同じ抗がん剤にハーセプチンを併用投与した結果、併用群の患者の約70パーセントで乳がんが完全消失するという劇的な効果があったと報告されています。*FEC療法=5-FU、ファルモルビシン、エンドキサンの3剤併用療法】
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/herceptin/index.html より引用

 吐き気止めの薬もあるので、それほどつらくないとのこと。ステロイドで太ることがある。食欲減退でカロリーを摂らないのに太るのか? 脱毛は絶対ある。かつらが必要。
 すぐに手術の心づもりでいたが、化学療法が先なので手術は来年の1月ぐらいになるだろうか。

 抗癌剤のスケジュールは、ハーセプチンの有無によって全然違うとのこと。予定が今のところわからない。五里霧中の感じ。1週間に1回なのか、3週間に1回なのか。今度確認しよう。

 腫瘍の増大が抗癌剤に勝って拮抗することもあるかと聞いた。腫瘍の縮小効果があるかどうかは、やってみないとわからないとのこと。急成長中なのでどうなるだろう。

 ハーセプチンの有無にかかわらず、抗癌剤治療は始められるので、7月28日から抗癌剤開始。初回投与は念のため1泊入院する。

今日の検査
 心エコーを術前化学療法の準備として行う。特に異常なしとのこと。

経済の問題
 仕事との兼ね合いがあるので、スケジュールをうまく調整できればと思う。経済問題は治療費に影響を及ぼす。クビになってはこの先が続かない。高額医療費の申請をしても、毎月8万円が上限である。
 いろいろ知識があるので、それがために不安にならないようにと言われた。不安というよりは仕事が続けられるかどうかを見積もる必要があって、どのぐらいの副作用か知りたい。仕事に支障が出るぐらいの副作用があれば、代わりの人を探してくれるようたのまなければならないが、そのようなことはなさそうだ。吐き気も薬でかなりコントロールできるらしい。
 心の問題は自分の気持ちの持ち用でなんとかやっていくとして、自分ではなんともならない経済問題をなんとかなるように作戦を考えよう。

友からの情報
 同じFECを昨年受けたお友だちがケア帽子を貸してくれるとのこと。投薬スケジュールも教えてくれた。がんばれとエールを送ってくれた。ありがたい。
 そして、
   与えられた投薬を宿題みたいにひとつひとつやっていくと終わる
   目の前のことからやっていけばいける
   結構楽勝やった
との談。少し気楽になった。

 入院が決まったので、さすがに家族にも罹患したことを知らせた。


mukudori21 at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)むくどりの治療記録 

2011年07月14日

患者会で再建した方に会う

今日は、病院の患者会に参加した。

3人の同時再建手術体験者の方々にに見せていただいた。
同じ主治医の執刀だそうだ。2人は昨年手術で、エキスパンダーが入っていて、近々シリコンに入れ替えるそう。エキスパンダーの入っている部分はかなりやわらかい。ひとりは4年前に手術して、もう完成しているそうだ。いろいろ病院を回って、この病院なら乳頭を残して手術できると言われたそうだ。シリコンの入っているところは少ししっかりした弾力がある。
手術跡はほとんど気にならない。下着のラインに沿って切っているので目立たない。盛り上がったようになる肥厚性瘢痕もほぼない。

みんなとてもきれいだった。
初対面の厚かましいお願いにもかかわらず快く応じてくれて、とてもありがたく思う。

私の場合、今度は温存の選択肢はない。これまで、15年ぐらいの間、右側の方は、細胞診でクラスIVとか、マンモグラフィーでカテゴリー4なども出ていて、全体にあやしいところだらけで、乳腺症、石灰化はたくさんあり、脂肪のかたまりがしこりになっているところもある。クラスVが出るまで待たないで、悪性でなくても切除して再建してほしいと言っていたぐらいである。予防的に全部切除してほしいと言っても、やりすぎだと言われる(当然だが)ので、実現しなかった。

温存+放射線より、再建の方がやり直しがきくのだと思う。再建専門の先生もおっしゃっていた。放射線を照射したところを手術すると、ぱつんと穴があいてしまうことがあったりして、うまくいかないと。
私の左側は、温存+放射線なのでこちら側はやり直しがもうきかないだろう。それでもそれはそのときのベストだったと思う。
そして、負担の少なさなどを考えると、温存の方がよい場合は多いと思う。

それから11年経ち、いろいろと調べて勉強してきた。そして、後悔のない選択をしたいと思う。


mukudori21 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)オフ会 

2011年07月11日

センチネルリンパ節生検

11年前に左側を乳癌手術しましたが、この度、右側に新たに発見されました。
これから記録していきたいと思います。これまでの内容は遡って書きます。

さて、今日は、センチネルリンパ節生検(SLNB)の日。
朝食は軽めに。朝7時に出発。

今回、SLNBに用いるのは粒子の大きい、スズコロイドだそうだ。これにより、センチネルリンパ節を1つだけ見つけるのが目標。2つ、3つとたくさん見つけて切除したら、リンパ節廓清と変わらないので、最小限に切除するSLNBの意味がなくなるということだ。

  • 08時30分 ラジオアイソトープ(RI)注射。
  • 10時30分 最後の飲水。昼食は絶食。
  • 11時30分 抗生剤服用。クラビット500
  • 12時20分 骨シンチと同じ装置で撮影。技師さんが画像を確認しながら放射線を検出するガイガーカウンターのようなもので目標となるリンパ節を探り当て、油性マーカーで十字印を描く。
  • 12時30分 血圧、脈拍測定。

13時20分 車いすに乗るのは初めてだなあと話しながら、車いすで手術室へ。手術時間は30分ほどだそうだ。
手術室のスリッパを裸足で履きたくないと言って、靴下を履いて入った。もの言いすぎる患者だろうか。手術台に自分で乗る。
クラシック音楽が鳴っているが、先生がもう少し明るい曲はないかということで、J-popに。

  • まずは、ルート確保のための点滴。何かあったときに薬を入れるルートだそうで、何もしない輸液が入っている。。
    対側(左)は既にリンパ節廓清しているので、腕から点滴できないということで、足からの点滴を試みる。足を4カ所刺してだめだった。痛すぎる。結局、新術側の右腕から点滴となり。
  • 血圧測定も腕からではなく、足に装着するタイプのもの。
  • 左肩に電気メスのアース側電極のシートを敷く。
  • 局所麻酔を注射。色素を注射。色素が流れるようにマッサージする。

電気メスの煙が上がるが、こげたような独特の臭気はしない。ときどき、上腕内側に火花が飛ぶような感覚があるが、これはまだがまんできる。ショックでびぃーんとなって、右胸全体が振動するので、びっくり。先生が動かないでと言う。痛いのか、振動のショックなのか、わからなくてびびった。場所によっては、なんともないのだが。

ときどき痛いので、何回か麻酔を追加してもらった。放射線を検出をする装置の音が響く。

リンパが染まってなくて、途中まで染まっているリンパ管を引っぱり出して取り出すのに1時間。

リンパ節を見せてもらった。初めて見た。小さな容器の中に、白い節が2つ、空豆のようにつながっていた。

先生が縫い方について説明しているのが聞こえた。やり方によっては、盛り上がるので気をつけて縫うんだそうだ。私は、手術跡が盛り上がってミミズのようになる肥厚性瘢痕によくなっていたので、これはありがたいことだと思った。
縫合した後は、透明な絆創膏をはり、ガーゼを腕と胸の間にはさんで、止血のため腕で圧迫する。

  • 14時40分 診察室に戻る。
  • 16時15分 うとうとしてからよく眠った後、一旦目覚める。看護師さんが様子を見に来てくれた。運転して帰るのならと、ぎりぎりまで休ませてくれた。移動や着替えを手伝ってくれた看護師さん、ありがとう。
  • 17時00分 痛み止めを処方してもらい、会計をすませ、帰路へ。


途中で買い物してから、20時ごろ帰宅。疲れた。

写真は、透明の絆創膏が貼られている術後の跡。絆創膏のすぐ左の黒っぽいところは、油性ペンで印を付けた箇所。P7120587

センチネルリンパ節生検をなめていた私は、今日は参った。ちょっとめくって、ぴらっと採るぐらいだと思っていた。生検といってもやっぱり手術なのだ。

次回は週末に診察。リンパ節転移の有無がわかると思う。今週月曜日のコアニードルバイオプシー(針生検)時の組織からホルモンレセプタなどのデータも出そろっているとよいのだけれど。それらの結果によって今後の治療方法が決まっていく。

mukudori21 at 20:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)むくどりの治療記録